ミュンヘンやフランクフルトから電車でノイシュヴァンシュタイン城へ行くには、フュッセン駅を利用することになります。
でも、目的がノイシュヴァンシュタイン城なので、フュッセンの街を観光する方は多くはないかもしれません。
フュッセンはコンパクトながら魅力がぎゅっと詰まった街です。
ロマンチック街道の終点がフュッセンにあるということなので、散策してみることにしました。
ノイシュバンシュタイン城、リンダーホーフ城、世界遺産ヴィース教会の3ヵ所を日帰りで周るミュンヘン発日本語ガイドツアーもおすすめ。
Contents
フュッセンのかわいらしい街並みと看板
石畳と色鮮やかな建物が続く街並み。
見上げると、お店それぞれの可愛らしい看板が掲げられています。
プレッツェル屋さんの看板。
ブーツが目を引く靴屋さんの看板。
お肉屋さんの看板は牛の顔。
お天気が良ければもっときれいな写真が撮れたんでしょうが…、散策するだけでもアート鑑賞をしているようでとても楽しいです。
シュネーバル(Schneeball)は雪の玉という名のスイーツ
散策中に見つけたのが、Diller(ディラー)というシュネーバル専門店。
丸い形のお菓子のようなものが陳列されていて、何のお店だろうと入ってみました。
シュネーバル(Schneeball)とは、絵本のような街並みが広がるドイツ観光地の中でも人気のローテンブルクの銘菓。
300年以上前からあり、結婚式や教会などで配られていたようです。
雪の玉という名のシュネーバルは、ソフトボールぐらいの大きさで、紐状のビスケットのような生地を丸い形にし、油で揚げたも。
粉砂糖がまぶしてあるのがオーソドックスです。
金額は1つ2〜3€(約250〜370円)。
店内に飲食スペースはなかったので、ミュンヘンへ戻る電車の中でいただきました。
サクサクとした食感ですが、飲み物が欲しくなります(笑)
チョコレートやナッツがトッピングされているものなど種類も色々あるので、お土産にも良さそうですよ。
場所
住所:Hutergasse 2, 87629 Füssen, ドイツ
営業時間:月〜土曜日 11:00〜18:00、日曜日 10:00〜18:00
小さいけれど美しさと迫力のある聖霊シュピタール教会(Heilig-Geist-Spitalkirche)
こちらもロマンチック街道の終着地へ向かう途中に見つけた小さな教会。
フレスコ画か描かれた構えに強烈にひかれました。
フュッセンの町中も多くの人はいませんでしたが、聖霊シュピタール教会の中は誰もおらず、入っていいものなのか躊躇してしまいました。
でも、入ってみて正解!その豪華さに驚かされました。
装飾された祭壇はとっても豪華。
天井画も素敵。
本当に小さな教会ですが、見ごたえがあり、とっても落ち着きます。
聖霊シュピタール教会は1733年に火事により全焼、今の教会は1749年に再建されたものです。
フュッセンの町中からは少し離れた場所にありますが、見る価値は十分にありますよ。
ロマンチック街道の終着地(Ende der romantischen Strasse)
ロマンチック街道は、世界遺産のレジデンツがある古都ヴュルツブルクからフュッセンまで縦断する約350kmの観光街道です。
ロマンチック街道をバイクで走ってみたいなぁと思っていたのですが、今回は見送ることになったので、せめて終着地を見に行こうと思ったわけです。
ロマンチック街道終点は、結構奥まったところにあります。
この三脚巴紋は、フュッセンの紋章のようです。
マン島を始め、ヨーロッパ各地で三脚巴紋があるようです。
NHKの「いだてん」でも見かけたような…(笑)
バイクが好きな方には、BMWミュージアムと一緒に、ロマンチック街道終着地を見に来るといいのではないでしょうか。
時間に余裕があるのであれば、フュッセンのシンボル的存在の古城ホーエス シュロス(Hohes Schloss)を見に行くのもいいですね。
まとめ
ノイシュヴァンシュタイン城の帰りに、フュッセン駅から徒歩で回れる範囲だけを楽しんでみました。
フュッセンにはカフェやレストラン、宿泊施設もあります。
湖のほとりには、設備が整ったキャンプ場もあるようなので、自然に囲まれてのんびり過ごすのもいいですね。
ノイシュヴァンシュタイン城へ行く方は、是非フュッセンを観光してみてください。
ノイシュバンシュタイン城、リンダーホーフ城、世界遺産ヴィース教会の3ヵ所を日帰りで周るミュンヘン発日本語ガイドツアーもおすすめです。